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- 2019.06.26更新
- 2019.06.25公開
プロ直伝!既卒が就職できない理由と職歴なしでも成功する3つのコツ

転職コンサルタントの資格を持ち活躍をしている、キーコネクション株式会社の勝本じゅんこさんに監修をしていただきました。
勝本さんは人材領域に詳しい転職支援のプロであり、仕事や職場に悩むたくさんの方々のサポートをしています。
本記事では、勝本さんに監修をしていただき、既卒・フリーターの就職事情についてご紹介していきます。
なんで既卒は就職できないの?よくある理由
就職活動の話題になると、「既卒者は就職できない」というような噂を耳にします。
既卒者の方の中には、そのような噂を聞き、不安な方も多いでしょう。
しかし、「既卒は就職できない」なんてことはありません。

何回も選考に落ちてしまう方には、必ず何らかの理由があります。
今回は、既卒の方が選考を突破できない理由としてよくあるものと、その対処法をご紹介します。
「面接で落とされる」「面接で上手く答えられない」

一般的に中途社員の採用では、企業はそれまでの職歴やスキルで採用か不採用を判断しています。
しかし既卒や新卒者の場合は、判断材料が少なく、学歴やコミュニケーション能力しかありません。
ですから、面接での受け答えなどをみて判断されてしまう事があるのです。
そのため、コミュニケーション能力をアピールできる面接において、「質問の答えが的確に返ってこない」「自信がなく、あいまいな表現ばかり使っている」と思われてしまうと、マイナスの印象を抱かれてしまいます。
たとえ高学歴であっても、面接に失敗しては採用される可能性は低くなってしまうのです。
面接は緊張してしまい、なかなか上手く回答が出来ないですよね。ただ、面接官は緊張してしまうことは分かっています。
しかし、質問に対してあいまいに返答してしまったりすると、「準備してこなかったのかな?」「本気じゃないのかな?」などと感じてしまうようです。
「将来何がしたいか、よく分からない」「やりたい事がみつからない」

仕事の理解ができていなかったり、どんな仕事を選んでよいのか分からない、自分は何に興味があるのか分からず、そのまま卒業をしてしまったのではないでしょうか?
そんな時は、自分の興味がある分野にとりあえずチャレンジしてみてから考えてみるのも、一つの手です。
働くことを通して何を得たいのか、どんなことに貢献できるのか、まずはじっくり自分と向き合ってみることが大事なポイントです。
20代前半の若年層は特に、やりたい職業が明確に決まっている人のほうが少ないでしょう。
しかし、世間的にも既卒(フリーター)の状態でいるよりも、一度就職して働いている人材のほうが企業から求められる傾向にあります。
そのため、将来やりたい事が見つかったときにチャレンジしやすくするためにも、一度興味のある分野にとりあえず挑戦してみるのも一つの手段です。
「大手ばかり狙う」

中小企業よりも安定していたり、給料が高いイメージが強い大手企業は、憧れや魅力を感じる方は多いです。
しかし今の時代は、大手だから安心というわけでは無く、中小・ベンチャー企業でも有名かつ高給であったり、働きやすい環境が整っている企業は沢山あります。
卒業前で、大手企業を狙いたいと思っている場合、既卒(就職浪人)になるよりも、就職留年を選択したほうが良いとされています。
就職留年とは、教授等に相談して、わざと単位を1単位落として就職留年するということです。
実はこの方が大手に就職するチャンスが広がります。
なぜなら、学校に籍があるので新卒扱いとされ、新卒だと既卒よりも採用枠が広いので、採用されやすいのです。
もしくは、いったん新卒として別会社で働き、第二新卒枠で大手に挑戦したほうが、大手企業への採用率はかなり高まります。
最近では、「大手だから安定」という考え方は薄れてきています。ベンチャー企業・中小企業のほうが裁量権がもてたり、人材を募集するためにも、福利厚生が充実していたりするのです。
ご自身の求める働き方によって企業を選んでみると良いでしょう。
既卒者が就職成功するために大切な3つのコツ
内定をもらうためには、自分をしっかり売り込むことがとても大切です。
しっかりと売り込むためには、準備が必要です。そのコツを紹介します。
コツ1:自己分析をしっかり行う

自己分析とは、今までどのようなものに興味を持ったのか、または、重要な事を選択する際に、何を大切にして選択してきたかを洗い出し、自分と向き合う作業です。
具体的にいうと、
- 学生時代に頑張った経験を振り返り、掘り下げます
- そこから、なぜ頑張るのが出来たのか?や、その中で何が苦手だったか?などを細かく洗い出します
- 更にその中から、何が自分のモチベーションになるのかを見つけます
以上の手順で進めていきます。
面接が上手くいかない方は、このような自己分析が足りないために、自分のアピールポイントをうまく説明ができなかったり、企業に理由や説明を求められた際に、上手く回答が出来ないのです。
そのため、自己分析をしっかり行って面接に挑戦する必要があります。
自己分析をすることで、自分の魅力を引き出しましょう。
そうはいっても、自己分析を一人でするのは大変ですよね。後程紹介するハタラクティブなどの転職サービスでは、自己分析のサポートも無料でしてくれるので、非常におすすめです。
コツ2:既卒者になった理由をしっかりと語れるようにする

既卒者は面接官から、必ずと言ってよいほど「なぜ既卒者として就職活動しているのか」と質問されます。
その際、「なぜ今まで職に就いていなかったのか」という部分をうまく説明できないと、採用されない可能性が高くなります。
先程の自己分析をしたあとに考えてみると、頭の中が整理されているためおすすめです。
もちろんウソの説明はいけませんが、今までの人生経験をポジティブに伝えたうえで、自分が持つスキルや入社後の展望などをアピールしましょう。
先程お伝えした自己分析が出来ていると、既卒者になった理由が伝えやすくなります。必ずと断言できるほど質問される内容なので、しっかりと考えていきましょう。
コツ3:無料で使える支援サービスを使う

「自己分析をしっかりおこなう」や「既卒者になった理由を、しっかりと語れるようにする」ことは一人で考えていてもなかなかうまく出来ない事が多いと言われています。
実は、そのような方のために、就職支援を無料でしてくれるサービスがあります。
具体的なサービスの内容はコチラです。
- 自己分析を一緒にゼロからやってくれて、自分に適した仕事から、就職活動の仕方まで説明してくれる
- やりたいこと(趣味・思考)とできること(スキル面)が分からなくなっていても、一緒に探してくれる
- たくさん会社がある中で、あなたにあった会社をピックアップしてくれる
- 書類、面接対策までしてくれるので、空白期間にどのように答えるべきか教えてくれるので、採用されやすくなる
- 企業とのやり取りや交渉をしてくれるので、比較しながら選考を進めたり、より良い条件で就職しやすくなる
就職支援をしてくれるサービスを使えば、自分では気づかなかったあなたのアピールポイントも必ず見つかります。
それでは最後に、あなたにおすすめの2つのサービスをご紹介します。
就職支援をしてくれるサービスを使えば、自分では気づかなかったあなたのアピールポイントも必ず見つかります。
色々なサービスがあるのですが、その中でも既卒者におすすめのサービスを2つご紹介します。
職歴なしでも就職のプロが無料でサポートしてくれるサービス
キュージェントはさまざまな転職・就職のプロが在籍していますが、その中でもずば抜けて森川さんが既卒者やフーリーターが得意だと好評です。
勝本さんからのメッセージ
既卒での就職活動は、学校からのサポートもなくなるため、孤独に感じてしまうことも多くないですか?
既卒の就職活動を上手く進めるためには、1人で抱え込まないことがとても重要です。
まずは、信頼できる人や就職エージェントの方に相談し、情報収集をしっかり行っていくことをおすすめします。
世の中には溢れるほどの会社があり、働き方も未知数です。
自分らしく働ける職場をみつけるために、まずはしっかりと自己分析を行い、「やりたいこと(趣味、思考)」と「できること(スキル、知識)」を整理してみて下さい。
その中で、他の人には負けない光るものは必ずあります。私はあなたを応援しています!最後まであきらめずに頑張ってくださいね。