ボーナスなしはきつい!正社員で告知なしの賞与カットは当たり前か

1.ボーナスなしは契約違反にならないの?

ボーナスなしは契約違反にならないの?

結論から言うと、企業側に従業員へボーナスを支給する法的義務はありません。これは会社の業績に関係なく言えることです。

例えば、自動車業界で世界的な市場シェアを誇るトヨタや、メガバンクであるSMBCなど、誰もが知っている大企業がボーナスをなくしたとしても、違法性は全くないのです。

しかし、いくつか例外があります。以下の3つの契約で、ボーナス支給の取り決めがなされている場合、企業はボーナスを支払う義務があります

  • 会社の就業規則
  • 労働組合と会社の間で交わされている労働協約
  • 労使個別と会社の間で結ばれる労働契約

ボーナスがなく、不満に感じている方は、職場の仲間に聞いたり自分で書類を見返すなどして、会社と結んだ契約を見直してみましょう。

2.通知・告知なしにボーナスカットは違法?

通知・告知なしにボーナスカットは違法?

契約で定められている場合は契約違反

上記の通り、企業側にボーナスを支払う義務はありません。

しかし、企業側とボーナスを支払う契約を交わしている場合、通知・告知なしにボーナスをカットすることは契約違反となります

企業側には、従業員への説明責任があるのです。会社との契約を今一度見直してみてください。

また、通知・告知は社長の意思と反して、上司の段階で情報伝達が止まってしまっている可能性もあります。情報がストップしていないか確認しましょう。

通知・告知があればボーナスカットされても仕方ないの?

じゃあ通知や告知があれば、ボーナスをカットされても文句言えないってこと?」と思った方もいると思います。これは、1.ボーナスなしは契約違反にならないの?で述べたような就業規則や契約において、ボーナスの支給についての取り決めがなされているかによります。

ボーナス支給の取り決めが明記されている場合は、企業はボーナスを支払う義務があります。もしボーナスカットや減額を行うのであれば、企業は事前に告知をし、本人の同意を得なければなりません。勝手にボーナスカットや減額をすることは違反行為です。

しかし、以下のような場合は、ボーナスカットや減額が許されてしまう可能性があります。

  • ボーナス支給の取り決めが明記されていない
  • 契約書に「ただし、業績により変動あり。」というような文言がある

こういったことを知らずに契約してしまうと、ボーナスを受け取る権利を失ってしまいます。契約時にしっかりと確認することが必要です。

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3.ボーナスなしの人は実際にどのくらいいるの?

ボーナスなしの人は実際にどのくらいいるの?

ボーナスなしの割合は約2~3割

過去のデータを見ると、2015年度は大手・中小企業全体の約3割の従業員がボーナスを受け取っていません

2016年度・2017年度(夏季のみ)に関しては、ボーナス支給のない割合は2割程度という結果でした。(厚生労働省、毎月勤労統計調査より)

なぜボーナスがもらえないのか?

ボーナスがない企業の特徴として、以下のことが挙げられます。

  • 業績が悪い
  • 中小企業である(大企業に比べて経営地盤が弱いため)
  • 月給が多い(そもそも基本給が高いなどの理由で)

しかし、ボーナスの有無は企業の契約によるので、ボーナスがないのはこのような理由だからと断言することはできません。

4.ボーナスってどのくらいもらえるの?大手・中小企業の格差

ボーナスの平均額は大企業と中小企業でかなり変わります。実際のデータを使って、その差を見ていきましょう。

ボーナスの平均は大企業だと基本給の2.5ヶ月分、中小企業だと基本給の1ヶ月分です。

これを使ってある1ヶ月の正社員・正職員(20代)の賃金に、大企業(×2.5)・中小企業(×1)をして、ボーナス平均額を計算してみました。

すると、それぞれのボーナス平均額は以下のようなります。

ボーナスの平均額(2015)""

大企業と中小企業ではボーナスの差額が約30万円もあり、同じようにボーナスがもらえているとしても、かなりの格差があるのです。ボーナスが全くもらえていない人のことを考えると、この差はさらに大きくなることがわかると思います。

また、公務員のボーナスの平均支給額は、民間企業に比べてかなり高額となっています。しかし、公務員といってもさまざまです。

公務員は高額なボーナスをもらっていると一概には言えませんが、2014年度から15年度にかけて落ち込んだ民間企業のボーナスとは対照的に、公務員のボーナス平均支給額は3年連続で増加 しています。

5.新卒はボーナスなしが普通?新入社員でもボーナスをもらう方法

新卒はボーナスなしが普通?新入社員でもボーナスをもらう方法

ボーナスの出る会社で、新卒1年目だからボーナスが出ないということは、あまりありません

しかし、中には新人1年目はボーナスではなく、お小遣い程度であったという人や、夏はわずかで冬からは普通に出た、という新入社員も多くいます。ボーナスの少なさから新卒1年以内で退職を決意する転職者もいるようです。

新入社員でもボーナスをもらうには、「賞与あり」の求人を出している企業を選びましょう。しかし、求人情報だけでは賞与は2年目からという落とし穴もあるため、注意が必要です。

転職エージェントなら、そういったことも代わりに企業側に確認してもらえます。不安がある方は、転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか?

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6.ボーナスなし=年収低いはウソ?!給料と年収を検証

ボーナスなし=年収低いはウソ?!給料と年収を検証

え、ボーナスをもらってる人の方が年収高いんじゃないの?」と、この見出しを見て思った方もいるでしょう。果たしてボーナスの有無は年収の多い少ないに直結するのでしょうか。

答えは、NOです。例を挙げて、その理由をご説明します。

同じ年収でボーナスがある場合、ない場合を見ていきましょう。年収は480万円と仮定します。ボーナスがあるAさんとボーナスがないBさんでは、どのような違いが生まれるでしょうか?

※以下の計算はあくまで例なので、残業代などの手当は考えないものとします。

ボーナスがあるAさんの場合

1回のボーナスで30万、年2回(7月初旬、12月初旬)のボーナスで計60万円もらえるとします。

すると、月給は年収480万円からボーナス分を引いた420万円を12ヶ月で割った35万円になります。

月給=(年収480万円−60万円)÷12ヶ月=35万円

ボーナスのないBさんの場合

Bさんはボーナスがないため、月給は480万円を12ヶ月で割った40万円になります。

月給=年収480万円÷12ヶ月=40万円

結果

  • ボーナスがあるAさん→月給35万円
  • ボーナスがないBさん→月給40万円

となり、年収が同じでも、ボーナスがないBさんの方が月給が高いという結果になりました。

このように、ボーナスの有無が年収に直結する訳ではありません。ボーナスがない代わりに月給が高いこともあるのです。

つまり、年収を上げたいと考えている場合には、単にボーナスのあるなしで判断してはいけないのかもしれません。

7.ボーナスなし悲惨な【体験談】(このような方もいます)

ボーナスなし悲惨な【体験談】(このような方もいます)

劣悪な労働環境から転職して救われた方の体験談です。

ボーナスがでない会社にはこういったブラック企業も含まれています。

あなたの会社は大丈夫ですか?似たような点があった場合は、転職を考えることをおすすめします。

交通費に残業代、ボーナスも支給されず年収216万

社員10名ほどの、それほど大きくない会社でした。歴史だけは古い為、戦後からの、昔ながらのやり方を平成の世までやり続けて居るような会社でした。

今から思えば、とんでもない事ばかりで、労働基準法の存在を知らないのではないかな?というような事が多かったです。

最初は試用期間ということで、アルバイトとして入社しましたが、アルバイトとしての採用時も、後日正社員採用された時も、口約束のみで、契約書は交わしませんでした。

また、アルバイトさんの採用面接などもしましたが、努めている間、一度も労働契約書の類を見たことはありません

タイムカードは残業があっても定時で切る、その後はいくら働いても残業は一円も付かない、有給休暇が無い、ボーナスが無い、週休1日、アルバイトの給与をごまかす、売上をごまかす、稟議書回しても予算が下りない、年配の社長(男性)が、事務作業の横で大音量でテレビを見るなど信じられないことばかりでした。

勤務時間が不規則、繁忙期は勤務時間が伸びるけれども手当なし、女性ですが一人での深夜勤務あり、深夜勤務用の宿泊施設なし。

忙しいので1日一時間の休憩時間がきっちり取れない、等です。社員用の休憩室も無かったので、ゆっくり休む事が出来なかったのはしんどかったです。

当時は一度勤めた会社では長く働かなければいけないという思い込みがあった為、無理をして勤め続けました。

給与は大卒の基本給18万+交通費、残業代・ボーナスなし。年収216万円でした。結局1年半働きましたが、仕事の不摂生がたたり、体調を崩したのをきっかけに、辞めました。

残業代は支給され、有給休暇もとれる大手会社のパートに転職

現在は、大手会社でフルタイムパートとして働いています。体調を崩した後の後遺症で正社員は体力的に難しいと感じた為、就業時間が比較的短く、残業も少ない会社を選びました。

きちんと契約書も交わしますし、残業代はきちんと出ます。有給休暇も付きます。ありがたいです。融通の効かない面もありますが、法令遵守なので安心出来ます

先輩も困った事があれば助けてくれますし、権力者の一存で何をされるかわからない、というような恐怖感が無く、安心して働けています。

いかがでしたか?もし自分の会社にも当てはまるところがあった場合は要注意です!

はじめに述べたように、ボーナスがでないことは違法ではありません。

しかし、「なんかこれっておかしいよな…」と思うところがあるならば、一度転職を考えてみてはいかがでしょうか?今より条件のいい会社はきっとあるはずです!