第二新卒とは?定義と転職・就職しやすい理由、失敗しないためのポイント

そもそも第二新卒とは?

ところで、「第二新卒」とはどのような定義がされているのでしょうか。「第二新卒」は2004年ごろから転職市場で認知された言葉です。しかし、いざ求職活動を始めてみると、「第二新卒」の定義は使われる場所によって微妙に異なることに気がつくでしょう。

一般的には、大学卒業後、一度就職をし3年未満に離職した人、または転職活動中の22〜27歳の求職者と考えられていますが、この内容だと大学院を出た人や、高校、専門学校、短期大学を出た人などはどうなるのでしょう。

また、留学や就職浪人等就職が何らかの理由出遅れた新卒など、必ずしもこの例に当てはまらないケースもあります。

実際のところ明確な定義はないので、もし自分が該当するのではないか、と思った場合は自分が希望する企業がどのような人材を求めているのか注意や確認が必要です。

第二新卒と既卒の違い

一方、転職活動の場で「第二新卒」以外に「既卒」という言葉を聞いたことはないでしょうか?この「既卒」とは、

  • 大学や短大、専門学校、高校などの卒業後に正社員としての勤務経験がない人
  • 正社員の内定を得ないまま学校を卒業した人
  • リスト

といった特定の層を指す言葉として使われています。「第二新卒」の一般的な定義と「既卒」の定義を比べて見ると勤務経験の有無が、大きな違いであると言えるでしょう。

平成22年9月に厚生労働省の青少年雇用機会確保指針が改定され、既卒者を卒業後少なくとも3年間は新卒として扱うことが明記されて以来、卒業後3年間は既卒者を新卒扱いとする動きが採用市場に広がっています。

新卒一括採用の弊害を緩和するために策定されたものですが、青少年雇用機会確保指針には法的な強制力がないため、採用を行なっている企業によって基準は異なります。

第二新卒は「忍耐力がない」と思われて不利?

年々、企業が第二新卒の採用に好意的かつ積極的になりつつある今、第二新卒の採用ニーズは広がっています。その一方で第二新卒者の目の前に立ちはだかる壁があることも事実です。

転職活動中、社会に出て3年未満で離職するという若者に対してネガティブなイメージを抱かれるのではないか、企業が第二新卒に求めるような基本的な社会経験はないのではないか、と心配に思う人も多いはずです。

しかし、採用担当者もそのようなリスクは計算済みで、むしろ企業側は柔軟かつ、ある程度の社会人経験を持つ若手社員を強く希望しているのです。

また、短期で離職することがマイナスではなく、むしろ退職理由や転職理由がどのような内容かが企業側としては気になる点でしょう。第二新卒として転職を考える際には、「経験が浅いのに次の職場でやっていけるだろうか?」などと多くの方が不安に思っています。

しかし、第二新卒は一度就職している分、社会人マナーも教育されているため、その分の教育コストがかからずに済みます

第二新卒者として自信をもって、新しい活躍の場を見つけるための一歩を踏み出してみてください。

第二新卒に企業が求めているものとその理由

それでは企業が第二新卒に求めているものは何なのでしょうか。若手求職者の採用については、どの企業でも採用意欲が高く、社会人経験よりも応募者のポテンシャルで採用を検討する企業が多い傾向にあります。

若手求職者を採用する理由には、キャリアのある経験者よりも社会経験が少ない分柔軟性と適応力があり、若手であるために企業風土に馴染みやい人材であること。

さらに基本的なビジネススキルを備えているため、初期教育にかけるコストを削減できるというメリットが考えられています。

また、第二新卒の採用数が上昇しているその他の理由には、売り手市場である新卒採用数が企業の採用計画に満たない状態が出ると、多くの企業では第二新卒で人員を補充することが挙げられます。

これらの第二新卒への期待は、新卒に限りなく近いフレッシュさを持ちつつも、早期に戦力として現場で働くことのできる強みが第二新卒にはあるということが見えてきます。

第二新卒のマイナスイメージをプラスに変える方法

転職活動で避けては通れないのが、履歴書の志望動機欄や面接時に人担当者からの転職理由に関する質問ではないでしょうか。

早期転職者に対するマイナスイメージを払拭するポジティブな転職・退職理由の伝え方を3つの事例に分けて紹介します。

①同僚や上司との人間関係が悪かった

面接時に人間関係を退職理由に挙げた場合、採用担当者の頭によぎるのは「本人が何かトラブルの原因となったのではないか」、「自社の社員と良い人間関係を築くことはできるだろうか」という問題点です。

そこで、面接の場で退職理由に人間関係の問題をあげる場合には、言い回しと新しい職場でのやる気に触れることがポイントです。

例えば「人間関係が悪かった」という言葉は「前職では個人プレーが多かったが、チームで一丸となり、組織とともに自身も成長したいと思い、転職を決意した」とポジティブ思考へ変換しましょう。

また、「周囲への声掛けを積極的に行い、早く馴染んでいきたい」など、新しい職場で最大限努力することをアピールすると良いでしょう。

②残業が多いなど職場環境が悪かった

残業が多いことなど職場環境の悪さを理由に転職を希望する人は多いでしょう。この場合、会社に対しての不満や残業をすることに対する不満として伝わらないように気をつけましょう

採用担当者に「採用後も不平不満を言うのではないか」、「何か問題があるとすぐに人や環境のせいにするのではないか」と思われかねません。企業側から他の社員への悪影響や会社運営のしずらさを懸念されないように伝え方を工夫します。

まずは「前職ではメリハリを持って業務に取り組むことで、業務時間内に高い成果を挙げるようにした」など、自分なりに努力や改善ができる人間であることをアピールすることが大切です。

また「残業自体はいとわないこと」や「効率化の良さを受け入れてもらえるよう転職を決意」など、積極的な意欲を示すポジティブな表現を選んでみましょう。

③やりたいこと(イメージしていた仕事内容など)と違った

自分がやりたい仕事ではなかったと入社してすぐに感じ、退職を考える人は少なくありません。

しかし、本当にやりたい仕事というものは時間と経験を積みながら見つけていくもので、数年で答えが出るものではありません。

このような状況で、与えられた仕事の本質を理解しないまま自分が置かれた状況を変える工夫をせずに自分を正当化したり、会社への不満だけを退職理由として面接官に伝えるとかえって敬遠されてしまいます。

むしろ、仕事に対して前向きな姿勢と転職先の会社でそれを実現したいことを合わせてアピールしましょう。仕事の不満の原因を探っていくと「仕事に対する価値観」や「やりたい仕事」が見えてくるでしょう。

また、退職理由を伝える際には志望動機と一貫性を持たせることをおすすめします。採用担当者が「前職でできなかったことが、弊社では実現できる可能性が高い」と感じることが成功の鍵です。

第二新卒の転職先選びに絶対に失敗しないためにすべきこと

第二新卒の転職活動は慎重に行いましょう。1度目と同じことを繰り返すことは社会的にも信用を失いかねません。同じ失敗を繰り返さないためにも、事前にしっかりと計画を立てて準備をしましょう。

なぜ、失敗したのかを考える

ところで学生の時、一番最初とも言える就職活動をどのように行ないましたか?また、就職先はどのように決めましたか?最初の就職活動にも失敗の原因があると考えてください

例えば、自分をきちんと分析し自分にあった就職先を選ぶ、ということは基本的なことです。実際は自分のことだけに、見えない部分も多く自己分析もおざなりになってしまうこともあります。

採用先が自分にあっていなければ、例え採用先が有名な大手企業であったとしても不満や悩みだけでなく、就職したことを後悔することを繰り返すことになってしまいます。

また、今の悩みや不満は就職する前に採用先の企業についてどこまで調査を行なったでしょうか。

未然に防げることを知らずに就職をすることほど、リスクの高いことはありません。最初の就職活動で足りなかったことをまずは自分の失敗と照らし合わせながら考えて見ましょう。

やりたい仕事やキャリアについて考える

「やりたい仕事」が明確に決まり、就職活動をする人はまれです。仕事のミスマッチが起こるのは、多くの人が何となく、といった曖昧な感覚のまま就職先を決めてしまうことに起因します。

この大きな要因は、まずは「やりたい仕事」は時間と経験から導き出されるものであって、そう簡単には見つからないと言うこともありますが、その前段階で自分が何に向いているかという「適正」と何をやりたいかという「志向性」のズレからきているということを理解してください。

また、やりたい仕事と向いている仕事が一致することはなかなかありません。そこで無理に「やりたい仕事」を探すのではなく、人より「うまくできること」や「うまくこなせること」から探してみましょう

また、転職を希望する会社の数にもよりますが、自己分析や転職を希望する企業の情報を自分自身だけでリサーチしていくことは難しく、限界があります。その時は転職情報が豊富な転職エージェントの活用を検討しましょう。

第二新卒の就職の相談は転職エージェントがおすすめ

第二新卒の転職活動は学生時代の就職活動と異なり、大学のサポートや一緒に就職活動を行う友達もいません。ほとんどの人が一人で転職活動を行なわなければなりません

期間も定められているわけでもなく、また転職市場に明るいわけではないので、どのように転職すればいいのか心配や不安を感じる人もいるでしょう。そこで、おすすめなのが転職エージェントに登録することです。

転職エージェントとは、登録をすると転職相談や企業の求人情報から面接調整、給与・ポジション交渉など転職に必要でかつ手間のかかる手続きのサポートを行なっているサービスを指します。

また、転職エージェントは転職活動の時期に合わせて必要な支援も行なっています。ただし、エージェントごとに得意分野が異なるので、自分の状況にあったエージェントを選びましょう。